トイレ交換の時期はいつ? 交換にかかる費用と
ライフスタイルに合わせたタイプの選び方

「タンクの水が溜まるのが遅い」「最近トイレの流れが悪い」など、現時点で大きなトラブルにはなっていなくても、それはトラブル前の交換サインかもしれません。
水漏れや詰まり、ヒビ割れなど、目に見えて大きなトラブルが発生する前に、業者での点検や交換がおすすめです。交換を検討する際に必要な相場費用やトイレのタイプについて解説していきます。
トイレの寿命は約15年。交換or修理、どちらがベスト?

トイレ本体の耐用年数は約15年です。
本体以外の部分は温水洗浄便座(ウォシュレット)では約7年、タンク内の部品は約10年、配管やパッキンなどは約20年とされています。
トイレ本体の経年劣化でコーティングが剝がれることで、汚れが落ちにくくなり掃除が大変になるとともに、便器内に停滞した汚れで詰まりの原因になることもあります。
交換or修理のどちらが良いのか迷っているようでしたら、まずは交換のサインを知って該当があるのか確認しましょう。
劣化のサイン
製造より15年以上が経過しているとともに、上記症状がある場合は修理よりも“交換”がおすすめです。
製造年は、トイレに提示されている品番・型番を調べることで各メーカーホームページより確認もしくはお問合せが可能です。
トイレの品番・型番を調べる方法
メーカーにより若干提示位置は変わりますが、本体側面に貼付されているラベルで確認が可能です。
▼各メーカーの提示位置
交換するならどのタイプがおすすめ?タイプ別メリット・デメリットを解説

トイレのタイプには、組み合わせ型・タンク一体型・タンクレス型の3種類あります。
それぞれのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
組み合わせ型

タンク・便器・便座が別々になっているタイプで、最も多く見かけるタイプです。
こんな方におすすめ
- なるべく費用を抑えたい
- 掃除が苦ではない
- メンテナンス費用も抑えたい
メリット
タンクと便器がセットになっているケースが多く、便座は別途用意が必要になりますがタンク・便器・便座が別々になっているため、万が一どちらかが壊れてもそれぞれ修理や交換が可能です。
メンテナンスがしやすく他タイプと比べ費用を抑えられるのがポイントです。
また、便座タイプやタンクの手洗い器を取付するかなど、カスタマイズの自由度が高いのも特徴です。
デメリット
組み合わせ型ゆえに、隙間やタンク後ろなどに埃が溜まりやすく、掃除の手間がかかります。
また、タンクに水が溜まるまで流すことができません。
タンク一体型

タンク・便器・便座が一体となった形状で、すっきりとした見た目のタイプです。
こんな方におすすめ
- 費用は抑えたいけど快適な空間にしたい
- 掃除をラクにしたい
- コンパクトな見た目が良い
メリット
タンクと便器が一体となっているため、溝や隙間が組み立て型に比べて少ないので掃除がしやすいです。
見た目もすっきりしているのでモダンな空間を演出します。
デメリット
どちらかが壊れた場合に、分解して直すことができないため、万が一どちらかにトラブルが生じた場合は費用・手間ともにかかります。
組み合わせ型同様に、タンクに水が溜まるまで流せません。
タンクレス型

水道から直接水を引いているため、その名のとおりタンクがなく、省スペースで奥行きのないトイレにおすすめのタイプです。
こんな方におすすめ
- とにかく快適な空間にしたい
- 掃除をラクにしたい
- トイレの広さを確保したい
メリット
タンクがないため、広さのないトイレの場合でも圧迫感がなく見た目の美しさもあります。
掃除もしやすく、広くスタイリッシュな空間になります。トイレが混み合うときでも立て続けに流すことができるため、同居家族が多い場合には便利です。
デメリット
水圧が弱いので上階には向かず、手動で流せる機種もありますが、停電時には使用後に流せません。
また、手洗い器がないため別途取り付けが必要です。
気になる交換費用の相場は?タイプ別比較

トイレ交換にかかる平均的な費用は、選ぶトイレタイプにより変わりますが10~20万です。
費用の内訳は大きくトイレ一式の代金・取り替え工事の2つです。工事費込みの費用は組み合わせ型で10~13万円、タンク一体型11~20万円、タンクレス型13~30万円程度です。
トイレ交換工事のタイプ別相場
トイレの種類 | 組み合わせ型 | タンク一体型 | タンクレス型 |
---|---|---|---|
本体相場 | ~10万円 | 8~15万円 | 10~25万円 |
工事費 | 3~5万円 | ||
合計費用 | 10~13万円 | 11~20万円 | 13~30万円 |
本体相場 | 組み合わせ型 | ~10万円 |
---|---|---|
タンク一体型 | 8~15万円 | |
タンクレス型 | 10~25万円 | |
工事費 | 3~5万円 | |
合計費用 | 組み合わせ型 | 10~13万円 |
タンク一体型 | 11~20万円 | |
タンクレス型 | 13~30万円 |
工事費
工事費の相場は、3~5万円です。ただしこれは配管や電気などの変更がなく、トイレを交換取付した場合に限ります。
タンクレス型や高機能トイレなどに取り替える場合には、別途専門工事が必要になります。
また、和式から洋式トイレへの交換の場合は、解体にはじまり給排水管の工事や電気・内装工事からのトイレ設置となるため、工事費用は作業内容により変わりますが大幅にかかります。
和式トイレに便座だけを取り付ける工事であれば費用はだいぶ安く抑えられます。
トイレ交換以外の工事費
長年使用してきたトイレを撤去した際に、タンク裏の壁紙や床の劣化が気になることもあります。
そういった場合にはトイレ交換を機に内装も併せてトイレ全体のリフォームを行うケースも多くあります。
壁紙や床の張替え費用を追加することもあるでしょう。
トイレ交換の前に確認したほうが良いこと

トイレ交換をする際に、トイレの調達から工事まで業者に一貫してお願いするケースと、量販店などで 気に入ったトイレを購入し業者に取付工事のみをお願いするケースがあります。
前者は業者が事前に調査に来てもらえることで取り付け可能なトイレの提案をしてくれますが、後者の場合、選んだトイレが現在の様式と合わずに交換に大きな費用が発生してしまうことがあります。
交換を決めてどのトイレにするのかを検討する前に現在のトイレの排水形式を調べておくと良いです。
排水形式
排水形式は「床排水」「壁排水」の2つあります。
床排水
床排水は戸建て住宅に多く採り入れられている形式で、排水管が見えず、すっきりとした見た目です。
壁排水
壁排水は集合住宅に多く採り入れられている形式で、排水管が見えているものです。収納や壁の中に隠すかたちで取り付けられていることもあります。
トイレをどんな空間にしたいかで選ぶ機能
最近ではさまざまな便利機能が付いたトイレが多くあります。家族構成やライフスタイルに合わせて、快適な空間づくりのために選びたい機能を紹介します。
便座の種類
普通便座
何も機能が付いていないノーマルな便座です。
暖房便座
冬や気温の低い日に重宝する便座を温める機能が付いている便座です。
温水洗浄便座
暖房便座の機能にプラスして、シャワートイレが付いている便座です。
洗浄方式
タイプによって汚れのつきやすさや洗浄音が変わります。
洗い落とし式
排水路の穴から水を出し、勢いよく吸い込むように排水をするタイプのため、水が溜まる面が少なく汚物が付着しやすいです。
サイホン式
水を吸い出す力と水が落ちるスピードで排水するタイプです。付着した汚物が洗い流されない場合があります。
サイホンボルテックス式
渦を起こしながら水を吸い出す力で流します。
洗浄音が少なく、汚物の付着が残ることもほぼありませんが、2階以上のトイレに設置する場合は音が気になることがあります。
トルネード式
トイレのふちに設置された穴から水を出して勢いよく排水します。
同時にトイレ洗浄もできるうえに、洗浄音も静かです。さらに排水量も少ないため節水効果が高いのも特徴です。
『みんなの住設』がおすすめする厳選トイレ
みんなの住設では、メーカーはもちろん、さまざまな機能・タイプのトイレをご提案しています。掲載しているトイレ以外にも取り扱いがありますのでお気兼ねなくお問合せください。
取り扱いメーカー

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『みんなの住設』を運営する株式会社トーセキは、創業よりお客様第一に50年以上に亘り、スピード対応でお喜びの声をいただいております。
お問合せから御見積まで最短30分対応。さらに交換取り付け完了まで2~3時間対応が可能です。
突然のトラブルで困ってしまった際はもちろん、経年劣化が気になるトイレの事前御見積~取り付け交換施工も柔軟に対応いたします。
「まずは交換費用を知りたい」という場合でも、ぜひお気軽に御見積・ご相談ください!
まとめ
製造年より15年以上経過している場合のトイレトラブルは、修理よりも交換がおすすめです。
困ったときに適切なアドバイスとともに、親身になってすぐに駆けつけ交換してくれる業者選びも重要です。
費用面はもちろん、ライフスタイルや環境に合わせてご満足ゆく空間を手に入れるためにも、最適なトイレを選んでいただけたらと思います。ぜひご参考にされてより良い暮らしの「あたりまえ」に幸せを。
